癒しの犬大百科

チャウチャウ

英語表記
Chowchow
原産国
中国
サイズ
大型犬
体高
48cm ~ 56cm
体重
18kg ~ 27kg

チャウチャウ

チャウチャウの特徴

青黒い色の舌を持つチャウチャウは、ライオンのような姿をした大型犬です。 標準の体高は、オス48~56cm、メス46~51cmとされています。

チャウチャウの性格

チャウチャウは冷静で警戒心が強く、頑固な面があります。 マイペースであり、家族に対しても積極的に親愛の情を示すことは多くないようです。

チャウチャウの飼い方

チャウチャウは気質の改良は進んでいますが、初心者向きの犬ではありません。 マイペースで大変頑固であるため、成犬では飼い主家族の中でもリーダーの指示以外は聞かないことがあり、時にリーダーの指示も拒むことがあります。子犬の頃から社会性を育てるための十分な努力と、家族全員との信頼関係や服従性を養い、しつけや訓練は根気よく行う必要があります。

子どもなどにしつこくかまわれると反撃することがありますから注意が必要です。 この犬種は繁殖系統により気質が大きく異なると言われていますので、購入の際はよく確認することが大切です。

チャウチャウの歴史

チャウチャウは大変古い起源をもつ犬で、中国では2000年以上前から飼育されている土着犬です。外見が示す通り、長毛のスピッツや顔立ちからはマスティフ系の犬も祖先犬の可能性がありますが、詳しくはわかっていません。
青舌であり、短毛であることを除けばきわめて容姿の似ているチャイニーズ・シャーペイは、チャウチャウと同じ祖先犬から分かれた犬と考えられています。これらの犬種は、狼に比較的近いとされており、初期のチャウチャウは猟犬として使われていた犬だったようです。
また、ノルウェイジャン・エルクハウンドやキースホンド、ポメラニアンとも近縁の可能性があると考えられています。

その後、シャーペイは闘犬として、チャウチャウは猟犬や番犬として用途が分かれ、チャウチャウは犬肉食や毛皮のためにも使われてきました。
チャウチャウは後ろ足の関節がまっすぐで、ちょこちょこと刻むように歩きます。本来は運動能力が必要なはずの猟犬として肉体や骨格が改良されなかったのは、食肉犬として育種されてきたことから、太りやすく運動能力が低いことが好まれたためと考えられています。 さらに19世紀まで中国国内のみに存在し、使役目的を限定して飼育されていたため、人に親しみにくい荒い気質が少なからず残ってしまうことになりました。

1880年頃、イギリスで「中国の野生の犬」として紹介されたチャウチャウはロンドン動物園に展示されることになりました。犬好きで知られた当時のビクトリア女王の関心を引き、家庭犬としての改良が本格的に始まりました。1895年にはイギリスでチャウチャウクラブが設立され、知名度が高まりました。アメリカンケネルクラブには1906年に登録されて、安定した人気が続いています。 日本では高度成長期にテレビコマーシャルなどで採用されたことで、流行の犬種となりました。しかしこの時の乱繁殖で、非常に気の荒い系統が広がってしまったため、飼いにくい犬との評判で人気は下火になっています。

チャウチャウの毛色

チャウチャウはブラック、レッド(赤茶)、ブルー(灰色)、フォーン(淡黄)、クリーム、ホワイト、シナモンで、斑やパーティカラーは公認されていません。

チャウチャウの気を付けたい病気

まぶたのつぶれたような小さな目のチャウチャウは、眼病の発生が比較的多い犬種です。
緑内障、まつ毛の乱生(まつげが目の中や外など不規則な方向に向かって生える)による傷などが起きやすいとされています。 緑内障は放置すると眼圧が高くなり、短い間に失明に進むことがあります。目を痛そうに気にしていたら、早めに受診しましょう。

皮膚炎も起こりやすい犬種とされており、アレルギー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、天疱瘡、苔癬化による脱毛などが見られます。
苔癬化は皮膚が黒い鱗状になって角質が増殖し、脱毛が起こります。天疱瘡や苔癬化の原因はよくわかっておらず、免疫疾患や内分泌疾患と考えられています。

また、チャウチャウは胃がんなど消化器のがんの発生率が他犬種に比べて非常に多いという報告があります。
内臓のがんは発見が難しいのですが、中年齢以上に起こりやすいとされていますので、食欲の有無やうんちの色などに気を付けて、早期発見を心がけましょう。