癒しの犬大百科

ブリュッセルグリフォン

英語表記
Brussels Griffon
原産国
ベルギー
サイズ
小型犬
体高
20cm前後
体重
3kg ~ 5kg

ブリュッセルグリフォン

ブリュッセルグリフォンの特徴

体長と体高がほぼ同じ長さのスクエアな体型で、体の割に大きな頭部です。耳は垂れ耳で、断耳されていた時期がありましたが、現在は動物愛護のため行われなくなっています。
標準的な体高は18~20cm、体重は3~5kgとされている小型犬です。

ブリュッセルグリフォンの性格

人間が大好きで、家族の指示や行動を注意深く注目しており、理解力もあります。誇り高く、飼い主に対してたいへん愛情深い犬です。
警戒心はありますが、基本的にかなり人なつこく、番犬としてはあまり役に立たないでしょう。

ブリュッセルグリフォンの飼い方

ブリュッセルグリフォンは活発で明るい犬ですが、小型犬であり、長時間の散歩を必要とはしません。
1回20分程度の散歩を1日1~2回程度で十分でしょう。陽気で明るい性格ですが、頑固な面もあるため、しつけはやや難しい面があります。しかし、攻撃的なところは少ない穏やかな性格ですので、やさしく根気よく教えてあげましょう。 フレンドリーな性格で、人間の子どもやほかのペット、また来客などにも温厚に接します。

ブリュッセルグリフォンの歴史

歴史上、最初のブリュッセルグリフォンが記録されたのは15世紀に描かれた絵画の中ですが、それ以前はどのような成り立ちであったのかははっきりとしていません。基礎となった犬は「グリフォン」と名が付くベルギー土着の犬たちやアーフェンピンシャーではないかと推測されています。食物を荒らす害獣であるネズミ退治のため、一般家庭で飼われていた犬でしたが、小さく愛らしい姿や明るくひょうきんな性格から、次第に上流階級の家庭でも飼育されるようになりました。

19世紀になると、この犬種の魅力をさらに高めようと、当時流行していた短頭種と交配させて鼻ぺちゃの顔立ちにしようと試みられました。そこでパグを交配し、さらにヨークシャーテリアやキャバリアとの交配が行われるようになると、グリフォンはネズミ捕りの仕事をすっかり忘れてしまいました。また、パグとの交配のために短毛の個体も生まれるようになり、ヨークシャーテリアとの交配は毛色の黒い個体を生み出しました。

同じ母犬から生まれながら、毛色や毛質が大きく違う兄弟として生まれた彼らには、やがて別の名前が与えられました。短毛のものを「プチ・ブラバンソン」、黒毛のものを「ベルジアングリフォン」と区別して呼ぶようになり、原産国のベルギーではこれらをすべて別の犬種として扱うことにしたのです。他国ではまた異なる考え方をもち、3犬種とも同じ犬種として扱う国、短毛のブラバンソンと長毛のグリフォンを分けて2犬種とする国などがあります。 日本では、3種類の犬種として扱っています。

ブリュッセルグリフォンの毛色

ブリュッセルグリフォンの毛色は、ジンジャーとも呼ばれる、赤みがかったブラウンです。
ダーク系の色合いの場合はベルジアングリフォンに、短毛の場合はプチ・ブラバンソンになります。

ブリュッセルグリフォンの気を付けたい病気

ブリュッセルグリフォンは遺伝的にかかりやすい疾患は少ないものの、短頭種の犬全般においてかかりやすい疾患に注意する必要があります。軟口蓋過長症(なんこうがいかちょう)や気道狭窄(きどうきょうさく)による呼吸器疾患、熱中症、麻酔へのリスクなどがあげられます。呼吸器疾患の引き金となる肥満にも注意する必要があるでしょう。 また、小型犬一般に起きやすい膝蓋骨脱臼など関節の疾患にも注意しておきましょう。